二人に1人はがんになってしまう時代です。
症状のないうちに早期発見して早期治療しましょう。
胃がんは検診の効果で亡くなる方は減りつつありますが、胃がんになる方は高齢化の影響もあり減ってはいません。
大腸がんは食生活の変化のため増加しています。女性ではがん死因の一位です。
肝がんは肝炎ウイルス感染が最も多い原因です。飲酒や脂肪肝からがんになることもあるため、肝機能異常を指摘されたら受診されることも大事です。
繰り返しになりますが、早期発見が大事です。
対象 | 受診回数 | 自己負担額 | 内容 | |
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胃がん検診 (内視鏡) |
50歳以上の名古屋市民の方 (今年度に50歳になる方を含む) |
2年に 1回 |
500円 70歳以上は無料 保険診療分は別途支払いあり |
問診 内視鏡検査 (経鼻、経口) 同意書が必要 |
大腸がん検診 | 40歳以上の名古屋市民の方 (今年度に40歳になる方を含む) |
1年に 1回 |
500円 | 問診 便潜血検査 (2日法) |
C型/B型肝炎ウィルス検査 | 過去にC型・B型肝炎ウィルス検査を 受けたことのない方 |
1回のみ | 無料 | 問診 血液検査 |
会社などの検診で同等の検診を受ける機会のある方は対象外です。
症状のある方は保険診療となります。
当院では特定健康診査・健康診査は行っていません。
広島県「がん検診へ行こうよ」推進会議のポスターです。クリニック内にも掲示しています。
名古屋市では2016年10月から内視鏡による胃がん検診が導入されました。 |
大腸がんはこれまで欧米に多いがんと言われてきましたが、食生活の欧米化、つまり動物性脂肪の摂取量の増加と食物繊維の摂取量の減少が原因となり、日本人でもこの30年で約6倍に増え、女性ではがん死亡原因の1位となっています。 |
これまでにB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス検査を受けたことがない方で
肝炎ウイルス感染者(B型肝炎、C型肝炎)は日本で210~280万人いると推測されていますが、その3割の人は自分が感染していることに気づいていないと考えられています。肝炎ウイルスに感染していても、肝臓は「沈黙の臓器」と称されるように自覚症状がないため、肝硬変や肝がんに進行している人が少なくありません。
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